サロマ湖100kウルトラマラソン 完走レポート

サロマ湖100kウルトラマラソン 完走レポート

2015年07月01日

GotenyamaTC&レッツスイム品川に参加して頂いている田中陽一さん。品川でのレッツスイムか始まった頃は、ラフォーレのフィットネス会員でガツガツ泳いでいるレッツスイムの横で優雅にのんびりと泳いでいた方です。それがいつの間に一緒に泳ぐようになり、運河で走り始め、トライアスロン・湘南OWSを完走完泳して、とうとうウルトラマラソンの世界へ。3年前に初めてサロマ湖ウルトラマラソンに参加し2回連続で途中リタイヤ。怪我で何カ月も走れない時もありましたが、諦める事もなく1人でも運河で黙々と練習を続けて、とうとう日々の努力の成果が実り見事100kを完走しました。

以下、田中さんからの感動のレースレポートです。

■6月28日(日)
【内容】サロマ湖100Kウルトラマラソン(12時間57分20秒、100K、平均7分43秒/Kペース)

【開始】 5時00分
【体調】 良好
【天候】 曇り、最低気温8度、最高気温15度
【体重】 58K
【補強】 あり
【体感レポート】
制限時間13時間のレースにおいて、12時間57分でゴールしたというまさにギリギリの、薄氷を踏むようなフィニッシュになりました。今回はレースを下記の3つに分けて総括しています。
   ■1期(スタート〜60K) ラン区間
   ■2期(60K〜75K)ラン&ウォーク区間
   ■3期(75K〜ゴール)ウォーク区間
■1期(スタート〜60K) ラン区間
スタート後、10K/20K/30K/40K/50Kとキロ6分30秒〜7分のペースで淡々と走りました。昨年よりもだいぶ気温が低く(紋別地方には低温注意報発令)、汗もかかずに大変順調なレース運びになりました。10K毎の補給も予定通りに行いました。54K地点のレストステーションに入った時の疲労度は昨年、一昨年とは大違いで脚も残っており、休憩時間も7-8分程度。「この調子ならば今日は必ずゴール出来る」と強い確信を抱きました。
■2期(60K〜75K)ラン&ウォーク区間
異変は突然やって来ました。レストステーションを出て坂道を登った先にある60K関門を通り過ぎたところで、左脚外側の痛み(腸脛靭帯炎)です。「少しやり過ごせば消えるかも」という期待も空しく、痛みはどんどん強くなるばかり。ここから「ジョグ&ウォークに切り替えよう」と考え実行しましたが、痛みのせいで時間限定であってもランが出来なくなってしまいました。70K過ぎでついに座り込み、「あぁ今年も完走は出来ないのか」と天を仰ぎました。実際70K〜75Kには54分も掛かっています。
■3期(75K〜ゴール)ウォーク区間
座りながら「冷静に考えてみよう」と思い直しました。その結果制限時間に対し残りを「キロ10分では間に合わないが9分ならば間に合う」ことがわかり、同時に「どんなにゆっくりとしたスピードでももう走ることは出来ない」ので、「競歩をまねて出来るだけ速く歩いてはどうか」と考えました。歩く分には膝の痛みも出ません。立ち上がり、全力で腕を振り全力で歩いたところ、キロ8分20秒くらいのスピードがでました。「もうこの方法しかないな」と思い全力で歩き続け、やがて80Kの関門を過ぎ、いよいよワッカ原生花園に入りました。25Kの距離を全力で歩いた経験はなく、キロ8分20秒で始めた全力ウォークも徐々に、8分40秒→9分→9分20秒と落ちて行きます。まさにいつリタイアしてもおかしくない状況でしが、「今年がダメなら来年はない」と自らに言い聞かせ、最後まで時計とにらめっこしながら残り時間を計算しつつゴールしました。
【総合所感】
ゴール出来たことは本当によかったです。ただし、その内容は上述の如くであり、これでは「ウルトラを走った」ことにはなっていないというのがレース後二日経った正直な心象です。60K地点までの走りでゴール出来ていればまた違った心持ちになっていただろうと思いますが、這うようにしてゴールしたのが実態であり、「めでたさも中くらいなりおらが春」(小林一茶)という句がピッタリです。
【今後に向けて】
体へのダメージは相当大きく(脚よりも内臓への負担)、今はまだ今後のレースプランを展望する気にはなれません。それでも、本来的な意味で「ウルトラをしっかりと走りたいな」という気持ち(疼きのようなもの)は感じています。と同時に、それがサロマ湖100Kなのか?と問われると、少し違うかも知れないなと思っています。去年は真夏(最高気温30度)、今年は真冬(スタート時8度)とあまりにも天候に左右される部分が大き過ぎます。今年だって少し気温が高かったらおそらく完走は出来なかったでしょう。それだけ過酷な環境になりがちな大会ということかと思います。6月末の開催である以上北海道であるとはいえ暑くなる可能性は高いですし、加えて制限時間が13時間(他の100Kマラソンは14時間)というのも影響は小さくありません。年間のトレーニングプランと共に「次のウルトラ」に向けた計画を考えたいと思います。

尚、同じく100Kの部に出場した中山さんは余裕の完走。50Kの鈴木遥さん、小林範子さん共に完走です。オーシャンナビの美名はオホーツク海にも届いています。遥さんは50K部で女子一位。来年以降のパンフレットに「歴代優勝者」として名前が刻まれることになります。

以上