北海道流氷ツアー レポート

北海道流氷ツアー レポート

2011年03月08日

2月17日、オーシャンナビ御一行様は流氷を求めて北海道へ向かいました。

朝8時の便で羽田空港を出発して、2時間後に降り立った地は白銀の世界、北海道は女満別。「女満別って北海道のどのへん?」って感じですが、東側、網走の近くです。
今回のツアーは、JALツアーズさんがこのためだけに組んでくれた「オーシャンナビオリジナルツアー」(別名「櫻井のわがまま弾丸ツアー」←参加者の命名)です。
でも(「でも」というか「だから」というか)北海道内の移動は、貸し切りの観光バスなどではなく、すべて現地の路線バスやローカル電車。

女満別空港からまずは網走を目指して、いつ出発するか分からない路線バスに乗り込みます。ほんとにこのバス、出発時刻が決まってないんです。飛行機から降りてきたお客さんが、それなりに乗り込んだら出発。
25分くらいバスに揺られて、網走の『おーろらターミナル』に到着です。時刻は10:45。
「おっ、11時出発の流氷船に乗れるかも!」
この日予約していた流氷船は13時の便。でもできれば11時の便に乗りたかった。その理由は後ほど説明します。
受付で確認してみると、11時の便に乗船OKとのこと。さっそく流氷船に乗り込みます。

今回乗った流氷船は『砕氷船おーろら号』
港を出るなりいきなり流氷の群。「うぉー、すげー!」船の上から、歓声が起こります。その数というか量にびっくり。「日本にも流氷って、こんなにあるんだ」
沖のほうまで行くと、あたり一面流氷ので敷きつめられている。「これってほんとうに海?」大地の上に雪が降り積もったような感じです。
こんな海、普通の漁船では全く進むことはできません。でもこの『おーろら号』は、バキバキ氷を砕きながら突き進んでいきます。たまにめちゃくちゃ大きい流氷にぶつかり、大きく揺れる。
そして船内に「天然記念物のオオワシがいます」とか「ゴマフアザラシが泳いでます」という放送がかかり、そのたびにまた歓声が上がります。羽を広げると2mを超える野生のオオワシが飛んできて、流氷の上で休む。こんな光景、めったに見れるものではありません。感動の連続です。
『おーろら号』は1時間くらいの航海でしたが、流氷の海はいつまで見てても飽きませんでした。

『オーロラ号』のあとは昼食。おーろらターミナルの食堂で、地ビールや地のものをいただきました。僕が食べたのは『網走流氷カレー』。カレーが真っ青な色をしているんです。大きな鳥肉が入っていて、青い海に流氷が漂っているさまをイメージしたもののようです。ちょっと毒々しい色なんでどんな味がするんだろ?とちょっと心配でしたが、味は普通でした。

そして網走駅に移動して、これも楽しみにしていた『流氷ノロッコ号』に乗って知床を目指します。11時の『おーろら号』に乗りたかったのは、どうしてもこの『流氷ノロッコ号』をみんなと一緒に体験したかったから。
『流氷ノロッコ号』というのは、遠くに知床連山を望み、オホーツク海に広がる流氷をゆっくりと眺めながら、網走〜知床斜里間を走るストーブ列車です。
この列車の中には各車両に、だるまストーブが焚いてあり、車内で販売されているするめを買って焼いて食べることができるんです。これは最高!
そしてガイドのおねえさんが、窓から見える風景の見どころや流氷・世界遺産についての説明なんかを、マイクでしゃべってくれます。
さらに途中の北浜駅では10分くらいの停車時間があり、みんなホームに降りて記念撮影や、展望台に上ってオホーツク海を眺めたりして楽しみました。

2日目は、メインイベントの流氷スイムです。朝9時に知床の漁港まで行き、ドライスーツに着替えます。ドライスーツというのは、水が中に入ってこない魔法のスーツ。服を着た上からドライスーツを着るのですが、まったく体は濡れません。
ドライスーツにグローブ、ニット帽をかぶって、いざ出陣!漁港から車で5分ほど移動して、この日一番流氷が密集しているポイントに到着。とうとう流氷の海に飛び込みます。
今回ガイドをしてくれたのは、知床で一番のベテランガイド『流氷大王』(自称)。
流氷大王は、親父ギャグを交えて知床の海について説明ながら、海岸の雪の上を歩いて行きいます。と思ったら、この歩いているところは、なんともうすでに海の上なんだとか。そういえば、たまに足場が揺れるところがある。そう、海岸沿いに接岸している大きな流氷の上を歩いていたのでした。もうここですでに感動。
さらにずんずん歩いて行くと、見えてきました流氷の隙間が。海面があります。
流氷大王の後に続いて、おそるおそるその海面に足をつけて中に入ってみる。そしてドボン!ドライスーツの浮力で体は完全に浮きます。
顔を上げたまま平泳ぎで泳いでみたり、背浮きでぷかぷか浮いたり。「おー!流氷と一緒に漂ってるぜー!」この感じ、たまりません。

6人がギリギリ乗れるくらいの大きさの流氷を見つけ、「あの流氷に乗って写真を撮ろう」ということになり、みんなで上ってみました。ですが、これがなかなか不安定で、上ったけど転げ落ちる。1人が乗ったら1人が落ちるというさまに、みんな大爆笑。もう、大のおとな達が子供のように、はしゃぎまくりです。
その他、「海の妖精」クリオネを探したり、流氷を食べてみたり、寒さを忘れて思い思いに遊び回りました。そしてあっという間の1時間。みんな「まだ海から上がりたくな〜い」と名残惜しさを残しつつ「また来年も来よう」ということで海から上がりました。

流氷スイムのあとは、地元の人が「知床で一番オススメ」という温泉に入り、漁師さんがやっている魚料理屋で昼食。
そして午後は最後のイベント、知床の大自然&野生動物観察ツアーです。世界遺産の知床の山の中を、動物を探しながら回っていきます。
天然記念物のオオワシやオジロワシ、そしてエゾジカなんかに遭遇。途中、クマの爪跡があるシイの木なんかも発見しながら、都会で暮らしの我々とは浮世離れしている白銀の大自然を味わいました。

網走と知床を2日間で回るという、かなり弾丸ツアーでしたが、驚きと感動の連続でした。
スペースの関係上、ここに書き切れていないこともたくさんあります。ホテルの食事なんて「これを食べるためだけにまた来てもいい!」と思うほどの代物でした。
ご参加いただいたみなさん、本当に「櫻井のわがままツアー」でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。でも、やりたいことは全部やったし、冬の知床を十分堪能できたんじゃないかなと思います。完全に3,4日間くらいのボリュームがありましたね。

そして、この流氷ツアー、絶対みんな体験したほうがいいです。
地元の人は口をそろえて言います「北海道の流氷は、もう10年も持たないんじゃないかな」と。自分は「すごい量の流氷だ!」と思ったけど、年々流氷の量は減っているし、1年で見られる期間も短くなってきているらしいです。
流氷があるうちは、この流氷ツアーは続けていきたいなと思います。来年は平日ではなく週末に行きたいですね。

今回のツアーの写真は[url=http://happy-swim.cocolog-nifty.com/photos/110217/p1020517.html]こちら[/url]にアップしましたので、ぜひご覧ください。

 ほなまた。

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